2008年12月26日

Salt Tank復活

どうもお久しぶりです。
1年3ヶ月、放置してスミマセン。
そのあたりの事情は後述するとして、久しぶりに色んなアーティストのウェブを巡回していたら、嬉しいニュースが。

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タグ:Salt Tank
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2007年09月08日

V.A. / Lights Out 2 mixed by Steve Lawler (No.0143)

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Label Globalunderground
Release 2003
Keyword House, Deep, Dirty, Dark, Dubby, Tribal, Progressive

Globalundergroundからリリースされた、Steve Lawlerによる「Lights Out」シリーズの第2弾である本作は、ディープ、ダーティ、ダーク、ダビーという4つのDが揃った内容の作品だ。地に足のついたハウスよりのものを展開させつつ、トライバルなもの、エレクトロなものなど幅広く織り交ぜていきながら徐々にビルドアップしていき、ヒプノティックに盛り上げていくラスト「Corbett / Music Is Magic (Troia Mix)」で締めくくるCD1もよいが、中盤以降から徐々にギアが上げていくかと思いきや、予測不可能な世界に突入していき、言葉では表現不可能なM13「Jaydee / Plastic Dreams (Future 2003 Mix)」で締めくくるCD2もよい。トライバルなスタイルで知られるDJであるが、それに固執せずあの手この手で聴き手を攻め立ててくる内容になっており、飽きが来ない。本作は、この手の路線を聴き慣れていない者にはやや敬遠されてしまうかもしれないが、独自のドロドロとした暗い世界観は一度はまってしまうと抜け出せなくなるような魅力を持っていることは確かである。いわゆる「爽やかさ」というものはほとんど無いものの、脳に直接作用してくるようなこの音の波は、ぜひ体験してもらいたい。

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2007年08月09日

Chab / Dub, Edits and Whisky-coke (No.0142)

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Label Saw Recordings
Release 2005
Keyword House, Funk, Electro, Progressive

Satoshi Tomiie主宰のSaw RecordingsからリリースされたChab名義でのデビュー・アルバムとなる本作は、ファンク、ディスコ、エレクトロなど様々な要素を取り入れ、ヴォーカルも積極的に起用したファンキーかつポップな仕上がりとなっている。JD Davisによるファンキーなヴォーカルにシンプルな
ハウス・ビートがついていくM2「Closer To Me」、グイグイと引っ張るベースラインにヴォイスループが絡みどことなく哀しいM6「Five」、別エディットがSander Klinenbergの「This Is Everybody」にも収録されたM7「My Memory」、唯一ダークでノイジーなM9「Us And Them」、少し恥ずかしくなるくらいに派手なシンセサイザーが登場するラストM10「1987」など、統一した雰囲気で曲が展開されていく。レトロな香りがするどの曲もクオリティは悪くなく、ファンキーでエレクトロめな路線のハウスが好みであれば気に入るであろう内容となっとなっており、ポップな雰囲気は誰にでも聴きやすいであろう。ただし、Chab名義での「The Dub Sessions」などで聴かせたようなダーク&ダビーな雰囲気の曲は無いので、その点は注意が必要だ。

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2007年06月28日

Hybrid / Morning Sci-Fi (No.0141)

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Label Distinctive
Release 2003
Keyword Breaks, Dark, Progressive, Hybrid

Hybridの2ndである本作は、前作「Wide Angle」に比べるとダークでモノトーンな方向に一歩踏み込んだ意欲的な作品だ。前作では、交響曲的なストリングスとJuly Cruiseの歌声を前面にフィーチャーし、トランス的な要素と混ぜ合わせてオリジナリティを産み出しメジャー層までヒットしたが、本作ではそのどちらの要素も後退し、無機的でダークな作品が並んでいる様は、インナースリーヴに数ページに渡って掲載されている荒廃した冷たい印象を持たせる風景の写真たちに通じている。John Creamerとの共作、Adam Taylorがヴォーカルをとるダークな歌ものブレイクスM2「True To Form」、変則的で力強い印象のブレイクスにひんやりと冷たいシンセ・パッドが被さってくる名作M3「Know Your Enemy」、Satoshi Tomiieの「Nubreed」にも収録された、始まりそうで始まらずに終わるM6「Visible Noise」、シンプルな構成ながらもどことなく哀愁を感じさせるM10「Gravastar」など、言葉では表現しづらい独特の雰囲気が作品全体を覆っている。一方、重厚なストリングスも、数は少なくなったものの所々で使われており、今回の変化はHybridならではのものと言えるだろう。ライヴやインタヴューの様子などが複数収録された付属DVDや、1曲目の「前」に収録されているシークレットトラックなど、楽しめる部分が多くある作品だ。
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2007年05月20日

V.A. / Sequential mixed by Hernan Cattaneo (No.0170)

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Label Renaissance
Release 2006
Keyword Hernan Cattaneo, Renaissance, House, Progressive

Renaissanceがリリースした、Hernan CattaneoによるミックスCDのシリーズ第1弾である本作は、彼のファンだけでなく幅広い層からも受け入れられるであろう良質な作品だ。CD1は、ダーティーな部分はほとんど無いどころか、むしろどことなく優雅ささえ感じさせる彼らしい内容で、ディープながらも爽やかでダンサブルなトラックを中心につないでいく内容となっている。控えめだけれども印象的なメロディがあったり、穏やかで心を鎮めるようなブレイクがあったりなどバラエティに富んでいるのだが、それらがひとつの滑らかで大きなうねりと化し、一体となっているかのように聴こえるのはやはり彼のセンスと才能の成せる業であろうか。途中アップリフティングなM8「Paolo Mojo / 1983」といった変化は挟みつつも、全体的にはジワジワとビルドアップをしていく展開で、地味ながらもWOWらしさが出ているM11「Way Out West / Wonka」、唯一のヴォーカルものでミステリアスなM12「16 Bit Lolita's / Passing Lights」、自身によるM13「Phonique / For The Time Being (Hernan Cattaneo & John Tonks Remix)」という終盤の流れは必聴もの。一方、Luke Cahble、Derek Howell、Nick Muirなどのトラックを収録したCD2は、エレクトロなものやテックなものを序盤から多く織り交ぜていくという、これまでの彼の内容とはやや毛色の違う展開となっており、ここは好き嫌いが分かれそうな部分かもしれない。

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2007年05月04日

V.A. / Layered Sounds 2 (No.0169)

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Label Bedrock
Release 2005
Keyword House, Progressive, Bedrock, Downtempo, Chill Out

Bedrockのレーベル・コンピ・シリーズ「Layered Sounds」の第2弾である本作は、フロア寄りのUpbeatsと、ダビーで緩やかなブレイクスを集めたDownbeatsの2枚組なのだが、このDownbeatsがUpbeatsに負けずなかなか良い。オーガニックなギターやリズムをバックに哀しい歌声が響くM1「Terry Grant / I'll Kill You (Softly)」といった歌ものから、美しいシンセのフレーズが優しく降り注ぐM3「Yunus Guvenen / Open Arms」、展開が予測不可能でダブ色の強いM8「Bill Cosby & Quincy Jones / Glimmer (Bedrock Remix)」などのインストまでヴァラエティに富んだ内容。中でもM10「Jiva / Strange Dimentions (Downey Mix)」は、目を閉じていつまでも音の波に身を預けたくなるような優しい名曲だ。Upbeatsの方も、ブレイクスとハウスを上手くミックスさせながらややアッパーに展開させていく内容で、M5「Dousk / Pa Dida」や、これでもかというくらいにダーク&ダーティなM8「Tim Skinner and Martin Accorsi / Playing For Digweed」など所々で盛り上げるトラックが入り、ラストはM14「Guy Gerber / Stoppage Time (Max Graham Remix)」で爽やかに締めくくる。Bedrockの安定した力が感じられる作品。

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2007年04月16日

Tiesto / Elements Of Life (No.0168)

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Label Black Hole
Release 2007
Keyword Trance, House

Tiestoの3rdである本作は、これまでの2作品よりも幾分肩の力が抜けたような印象で、なかなか味わい深いアルバムだ。一貫してフロア志向のトラックが続くが、ティピカルなトランスはM11「Elements Of Life」くらいで、派手さは無いもののしっかりと作りこまれた良曲が展開されている。また本作では、半分近くの曲でゲストを迎えてのコラボレーションとなっており、Jes、Julie Thompson、BT、UKのロック・バンドBBMakのメンバーであったChristian Burns、FaithlessのMaxi Jazzなど幅広く、それぞれの良さが相乗効果を産み出している。切なく優しく響くシンセとJulieの歌声がメランコリックに絡むM3「Do You Feel Me」、ロッキンでアップリフティングながらもどことなく陰があるヴォーカルものの名曲M9「In The Dark」など聴きどころは多いのだが、突き抜けるようなCharlotte Martinの歌声と控えめに盛り上げるバックトラックがかっこよいM6「Sweet Things」、印象的なフレーズが中盤から降り注ぐM7「Bright Morningstar」、ディープながらもアップリフティングな歌ものM8「Break My Fall」というBTとのコラボ3連作もクオリティは高く、彼のファンならずともきっと引き込まれることであろう。全体的にも統一された雰囲気が感じられ、時間をかけて創り上げたであろうことが感じられる1枚。

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2007年04月09日

Cosmic Baby / Stellar Supreme (No.0092)

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Label MFS, Time Out Of Mind
Release 1992, 1998
Keyword Old German Trance, MFS

ロボットのデザインにおいて、人間に近い現代的なデザインよりも、昔ながらの類型的なデザインの方がある意味で「未来的」で、またメランコリックな印象さえ抱いてしまうことがあるが、その点において本作は通ずるものがある。90年代初頭のジャーマン・トランス・シーンの超重要人物の1人であるCosmic Babyの1stである本作は、1992年リリースということで、「いかにも」的なシンセサイザーの音色が多く登場するのだが、そのことがむしろ本作のコンセプトである「宇宙」というものを表現せしめている一因となっている。もちろんそれだけでは名作になりうる条件では無いのだが、彼はそこに絶妙なメロディとハーモニーを加え、アンビエントな静的要素とリズミックな動的要素を上手く展開させてストーリー性を付与することにより、傑作に仕立て上げたてた。その最も象徴的な部分であり本作のハイライトでもあるのが中盤の流れで、M5「Planet Earth 1993」からM8「Cosmic Trigger 2.1」まではノンビートで壮大なアンビエント寄りのトラックを続けて展開させた直後に、流麗で優美なシンセサイザーのアルペジオとリズムが絡むパーフェクトな1曲M9「Sweet Dreams For Kaa」で聴く者を遥か高みに連れて行くという素晴らしいストーリーになっている。

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2007年04月01日

Microglobe / Afreuropamericasiaustralica (No.0091)

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Label MFS
Release 1994
Keyword Old German Trance, MFS

本作は、90年代初頭にムーヴメントを起こしたジャーマン・トランスのアルバムの中でも5本の指に入る名作中の名作だ。ヒット曲では哀愁漂うメロディアスなトランスというイメージがあるMicroglobeだが、本作ではそれ以外に、当時のトランスらしくアンビエントめのもの、ダークめのもの、ソリッドなものなど幅広く展開している。アンビエントのM1「Berlin Entrance」、ゆったりとした展開から一気に動き出すM2「What Is Space?」、控えめなヴァージョンのM5「Environ-Mentality(Act 3)」、ややダーク&ヒプノティックなM9「Fear Of The Unknown」など捨て曲なしの内容で、メロディライン、ベースライン、ヴォイスなど随所にMijk van Dijkらしさを感じ取ることができる。しかし、本作の聴きどころはやはり終盤で、シンプルながらも登場するまでの展開がもったいぶっているため強烈に作用するシンセリフがとてもかっこよい名曲M12「All Our Colours」、明るく爽やかなのにどことなく愁いを帯びたところが素晴らしいタイトル曲のM13「Afreuropamericasiaustralica」と、この2曲で盛り上がりは最高潮に達する。全体的に展開が大きいものも多く聴きやすいだけでなく、クライマックスまでの曲の流れもよくできており、スキが無い。インナーのノーツや曲名等から彼らしいメッセージが読み取れるところも面白く、ジャンルを問わず音楽好きには是非とも聴いてもらいたい珠玉の1枚。

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2007年03月16日

Paul van Dyk / Global (No.0167)

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Label Mute U.S.
Release 2003
Keyword Trance, Epic

Paul van Dyk自身のこれまでリリースしてきた曲を素材としたミックスCD+DVDという組み合わせである本作は、それだけで魅力的かつ贅沢な作品と言える。CDの方は、3rd「Out There And Back」や2nd「Seven Ways」からだけでなく、1st「45RPM」や「Green Valley EP」といった今では入手が難しい初期の作品からも曲を収録しており、2003年までの彼のベストと言ってもよいラインナップだ。ハイライトはやはり終盤で、力強いキックと透明感あるピアノの美しいメロディが素晴らしいアンセムM11「For An Angel」と、名曲揃いの90年代初頭のジャーマントランスの中でも屈指のマスターピースM13「My World」で大きく本作を盛り上げている。本作用に少しアレンジを施している曲もあり、新旧の曲が入り混じっていてもスムーズにつながれていて聴きやすい。デビュー当時から応援していた人が懐古の念に浸ってもよいし、最近になってファンになった人が以前の彼の作品に触れて新しい発見をしてもよい。なお、DVDの方は、リージョンコードの関係で環境によっては見れない場合もあるので注意が必要となる。それにしても、初期の作品はいずれも、ミステリアスでどことなくもの哀しい雰囲気に包まれているのが非常に印象的だ。

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posted by "編集人" at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | CD−2003年リリース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする